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自己啓発本は全部同じ?|私が一冊を軸にして本の役割を分けた話

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自己啓発本は全部同じ?|私が一冊を軸にして本の役割を分けた話

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これまで、自己啓発本やビジネス書をずいぶん買ってきた。人間関係に関心を持てばその分野の本を、ブログやマーケティングを勉強したくなれば、また別の本を買う。そんなことを繰り返しているうちに、いろいろな分野の本が増えていった。

ただ、買った本をすべて読んだわけではない。途中で読むのをやめた本もあれば、結局一度も開かなかった本もある。買うことと読むことは、別の話だった。

そんな読書経験を振り返ると、自己啓発本には似たような教えが多かったように思う。そして、生き方や日常の振る舞いを見直すためなら、自分に合った一冊があれば十分ではないかと考えるようになった。

私がその一冊に選んだのは、永松茂久さんの著書『斎藤一人の道は開ける』だった。

木製の机の中央に置かれた一冊の本と、周囲に積まれた複数の本

関心が増えるたびに、いろいろな本を買っていた

私が本を買い集めていたのは、最初から生き方の軸になる一冊を探していたからではない。そのとき興味を持ったことについて、もっと知りたいと思って買っていた。

自己啓発本だけでなく、心理学に関係する本や成功法則を扱う本、ブログ教材、マーケティングの専門書など、分野もさまざまだった。『7つの習慣』の完訳版も読んだが、私には難しく感じられた。ほかにも、途中で読むのをやめた本や、購入しただけで読まなかった本がある。

読んだ本、途中まで読んだ本、読まなかった本。それに、自己啓発とは目的の違うビジネス書や実用書まで混ざっていた。本は増えていたが、それぞれを何のために読むのか、役割までは整理できていなかったのだと思う。

「まだ読む」と残した本
たくさんの本が積まれた机と中央に置かれた一冊の本
読まないのに本を買ってしまう|「まだ読む」と残しても結局読まなかった

読むつもりで買った本が増えたが、ほとんど読まなかった。「まだ読む」と一度残した本にも結局読まなかったものがあり、今は「いつか読む」だけでは本を買わないと考えている。

自己啓発本には似た教えが多いと感じた

いろいろな自己啓発本を読んでいると、似たようなことが書かれていると感じるようになった。

笑顔で人と接すること、感謝すること、人の話をきちんと聞くこと、前向きに行動すること、人から素直に学ぶこと。もちろん、本によって考え方や説明の仕方は違うし、すべての自己啓発本が同じ内容だと言いたいわけではない。ただ、私が読んできた本には、共通していると感じる教えが多かった。

そうなると、似た教えを別の本で何度も読むより、気に入った一冊を繰り返し読んでもよいのではないかと思えてくる。

もっとも、同じようなことが書かれていても、読みやすさや理解のしやすさは違う。難しく感じる本もあれば、すんなり頭に入ってくる本もある。私の場合、その違いは本を選ぶうえで大きかった。

『斎藤一人の道は開ける』を生き方の軸に決めた

『斎藤一人の道は開ける』は、私にとって非常にわかりやすく、読みやすい本だった。正確な回数は覚えていないが、10回は読んでいると思う。

特に印象に残っているのは、人としての「魅力」が大切だという考え方だ。成功するための技術や知識も大切なのだろうが、私には、人としての魅力を大切にするという考え方が一番強く残った。

もう一つ印象に残っているのが、これと決めた師匠から徹底的に学ぶという考え方だ。

世の中には、正しいとされる教えがいくつもある。あちらの人はこう言い、こちらの人は別のことを言う。そのたびに違う教えを追いかけるのではなく、自分が納得できる人や考え方を決めて、しっかり学ぶ。私はこの考え方にも納得した。

自己啓発本に似た教えが多いのであれば、次々と別の本を探すより、自分にとって理解しやすい一冊を繰り返し読んで、日常で意識したほうがよいのではないか。そう考えて、生き方や人との接し方を確認するときに戻る一冊を、この本に決めた。

今も意識しているのは、笑顔で人と接することや、相手の話を最後まで聞くこと。そして、できるだけ前向きに行動することだ。

例えば、同僚が会社や上司の愚痴を話しているとき、その内容が事実だと思うこともある。それでも、安易に同調したり、自分の口から悪口を付け足したりしないようにしている。もちろん、問題があるときまで黙っているという意味ではない。自分がどう振る舞うかという点で、意識していることだ。

本の内容を完璧に覚えているわけではない。それでも、何度も読んだ本から、今の自分の振る舞いに残っている考え方がある。

生き方の軸と、目的別に参照する本を分けた

生き方の軸になる一冊を決めたからといって、ほかの本が不要になったわけではない。そもそも、自己啓発本とビジネス書、実用書では読む目的が違う。

そこで私は、本を何のために読むのかによって、役割を分けて考えるようになった。

生き方や日常の振る舞いを見直したいときには、自分の軸にしている一冊を読む。一方、お金について考えるときには『バビロンの大富豪』がある。ブログやマーケティングについて具体的に調べたいときには、それぞれの専門書を読む。サバイバル術のような実用的な知識についても、その目的に合った本がある。

こうした本は、生き方を見直すための本とは役割が違う。必要な知識を確認するための本だ。

また、未読の本や途中までしか読んでいない本も残っている。そうした本については、まだ自分にとってどんな価値があるのか判断できない。最後まで読んでいない本について、無理に結論を出す必要もないと思っている。

これまでに、自分で所有していた自己啓発本を何冊も手放している。ただ、ここで大切なのは本を処分することではない。生き方を見直すための本なのか、必要な知識を調べるための本なのか。それとも、まだ判断していない本なのか。読む目的を分けて考えることだった。

本の冊数より、何のために読む本なのかを考える

自己啓発本を何冊も読んできた私が、たどり着いたのは「一冊以外はいらない」という結論ではない。

似た教えが多いと感じるなかで、自分にとってわかりやすく、読みやすい一冊が見つかった。そして、その本から受け取った考え方が、今も日常の振る舞いに残っている。だからこそ、私にとっては生き方を見直すときの軸になっている。

一方、お金や仕事、実用的な知識については、それぞれ必要な本を開けばいい。まだ読んでいない本は、今すぐ価値を決めなくてもいい。

本が増えたからといって、すべてを一冊にまとめる必要はないし、無理に減らす必要もない。

私に必要だったのは、本の冊数を整理することではなく、何のために読む本なのかを整理することだった。

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