働き方と副業

日報の業務内容の書き方|件数だけでは見えない確認や調整を一言足す

日報に「電話対応」「問い合わせ対応」と書いても、一件ごとに何をしたかまでは残らない。

私も対応件数を聞かれて答えたところ、「件数が少ないですね」と言われたことがある。

この記事では、件数を増やして見せず、履歴確認や社内調整など、実際に行った工程を一言足す書き方を整理する。

この記事でわかること

  • 作業名や件数に、確認・調整を一言足す書き方
  • 確認を書くか、調整を書くか、何も足さないかの分け方
  • 件数を増やさず、機密情報を入れないための見直し方
電話や問い合わせ対応で行った確認や調整を日報にまとめる在宅勤務の様子

日報の業務内容が作業名や件数だけなら、実際に行った確認か調整を一つ足す。

件数は対応量を知る材料になるが、一件の中で行った履歴確認や社内調整までは残らない。日報の文章量や作業数を増やすのではなく、抜けた事実を一つだけ補う。

「件数が少ない」の一言では、対応の中身まで残らなかった

以前の職場では、社内チャットで日報を提出していた。業務内容には、電話対応、問い合わせ対応、クレーム対応、顧客情報の整理、調査、会議などを書いていた。

毎回件数まで書いていたわけではないが、対応量を聞かれて件数を答えると、「件数が少ないですね」と言われたことがある。

件数そのものが間違っていたわけではない。ただ、私の日報も作業名だけで、その一件に何が含まれていたかをほとんど残していなかった。件数だけで仕事を説明しようとした私にも、少し雑なところはあったと思う。

電話は9時から18時まで主に一人で受けていた。電話が入れば、そのとき進めていた返信文の作成や調査、CRM(顧客情報や対応履歴を管理するシステム)の整理、資料作成、会議準備はいったん止まる。

クレームの電話が30分以上続いたこともある。その対応では、過去メールとCRMの履歴を確認し、社内の担当者を調べ、責任者に対応方針を確認した。日報に「クレーム対応一件」とだけ書けば、これらの工程は日報から消える。

件数が少ないことと、その一件で行った工程が少ないことは同じではない。とはいえ、電話待機や中断をすべて成果として数える話でもない。件数から抜けた確認か調整を、一つだけ事実として残せばよい。

書くことがない日報
在宅勤務中に日報の作業名へ完了や継続中などの進み具合を書き足している様子
日報に書くことがないとき|毎日同じでも進み具合を一言足す

日報に書くことがない日は、内容を水増しせず、実際に行った業務へ完了・継続中・相手待ちなどの進み具合を一言足して提出する。

日報の業務内容には「確認」か「調整」を一言足す

「具体的に書く」は、文章量や数字を増やすことではない。忙しかった、大変だったという感想ではなく、回答や作業を進めるために実際に行った工程を書く。

足す内容は、次の三つに分けると迷いにくい。

A:履歴や事実を調べたなら「確認」を足す
過去メールやCRMの履歴を見た、社内の担当者を調べた、責任者に対応方針を聞いた場合だ。何を確かめたかを一つ選ぶ。

B:人や運用を合わせたなら「調整」を足す
担当者と回答文を合わせた、説明日程を決めた、システム変更時に項目や使い方を合わせた場合だ。誰と何を合わせたかを短く残す。

C:確認も調整もしていないなら、無理に足さない
定型作業だけで終わった項目へ、もっともらしい工程を作る必要はない。作業名や件数のまま提出し、別の項目を見る。

一つの対応を「電話」「履歴確認」「社内確認」の三件に分ければ、数字は増える。ただ、それは工程を残すこととは違う。件数はそのままにして、一件の後ろへ事実を一つ添える。

クレーム対応・CRM変更・調査を短い例文へ直す

日報の一言は、長い説明文にしなくてよい。修正前の作業名へ、実際に行った確認か調整を一つつなぐ。

修正前:
クレーム電話対応

修正後:
クレーム電話に対応。過去履歴と社内の対応方針を確認

修正前:
クレームメール対応

修正後:
クレームメールに対応。担当者と回答文を調整

修正前:
顧客情報の整理

修正後:
CRM変更に伴い、旧システムとの項目を比較

修正前:
○○について調査

修正後:
○○について調査。オンライン説明の日程を調整

例文は、その工程を実際に行った場合だけ使う。顧客名、個人名、連絡先、問い合わせの詳しい内容まで入れる必要はない。

確認と調整の両方を書く必要もない。その対応で実際に行ったことを一つ選び、作業名や件数の後ろへ足せばよい。

今日の日報は、作業名や件数だけの一項目を直せばよい

日報全体を詳しく書き直す必要はない。作業名または件数だけになっている項目を一つ選び、その業務で確認したものを探す。

確認がなければ、社内や取引先と調整したことを見る。それもなければ、無理に文章を増やさず、その項目はそのままでよい。

書き足したあとは、提出前に次の三つを確認する。

  • 実際に行った確認または調整だけを書いているか
  • 一つの対応を分けて、件数や作業数を増やしていないか
  • 顧客名や問い合わせ内容などの機密情報が入っていないか

会社指定の書式や記載ルールがある場合は、そちらを優先する。

日報だけで仕事量のすべてを説明するのは難しい。それでも「クレーム対応」だけだった一行に、「過去履歴を確認」と一つ足せば、その日に行った工程は少なくとも消えずに残る。

次の一歩

今日の日報から、作業名や件数だけの項目を一つ選ぶ。実際に行った確認か調整を一つ足せば完了だ。

※本記事は、筆者の体験と一般的な工夫をもとに整理している。結果を保証するものではない。

(筆者注:無理のない範囲で、小さく回す前提)

―― ネギマ|暮らしをことばに残す人

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