この記事は、本や教材を捨てればノウハウコレクターから脱出できる、という話ではない。
私は以前、副業としてブログをやっていた頃に、本や教材、無料PDFなどをかなり集めていた。その後、ブログを一度やめ、PCに入っていたデータを削除した。数年後には残っていた教材や資料も整理し、本棚にあった大量の本もまとめて古本屋へ持っていった。
ただ、当時の私は「ノウハウコレクターから脱出しよう」と考えていたわけではない。今振り返ると、捨てるか残すかより、その前に見直すところがあったと思っている。

ノウハウコレクターだった頃、本や教材が増えていった
今振り返ると、当時の私はかなりのノウハウコレクターだったと思う。副業としてブログに取り組む中で、無料PDF、有料教材、ビジネス書、自己啓発本、マーケティング本、ツールなどが増えていった。
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ノウハウコレクターだった頃|記事より先に、正しい方法を集めていた
以前、ブログに取り組んでいた頃、私はずいぶん情報を集めていた。 ブログの本もあった。ライティングの本もあった。モチベーションに関する本もあった。情報商材系の無料PDFをダウンロードし、複数のメルマガに ...
本は、きちんと読んだものもある。途中まで読んだものもあれば、ほとんど読んでいないものもあった。教材もまったく使わなかったわけではなく、実際に教材に沿って作業したこともある。
ただ、現在の自分から見ると、簡単に内容を見ただけで、十分に実践しないまま次へ進んだものもかなりあった。持っているものは増えていたが、十分に使えていたわけではなかった。
ブログをやめ、集めていた情報からも離れた
その後、私はブログを一度やめることにした。PCを買い替えた時期に副業関係のデータをPCから削除し、WordPressとドメインも更新せず、そのまま終了した。
ブログをやめると、副業関係の情報収集も完全に止まった。
ここで「情報を集めすぎている自分に気づき、ノウハウコレクターからの脱出を決意した」と書けば話はきれいだ。でも、実際はそんなものではない。
当時の感覚は、「もういいや、どうせやらないし」。そのくらいだった。
ただし、PCから消しただけで、すべてのデータがなくなったわけではない。外付けHDDには、過去のバックアップが残っていた。
数年後、外付けHDDに残っていたデータを見つけた
数年後、その外付けHDDを見つけた。中には、教材、無料PDF、ツール関連のデータ、保存していたメモやノウハウ、昔の記事本文や画像などが残っていた。
それを見て、一度は「またやろうか」と考えた。ただ、昔集めたノウハウは古くなっているように感じた。
結局、そのデータを土台にしてブログを再開することはせず、教材やPDF、ツール関連のデータ、過去の記事などを削除した。その時点で残っていた有料サービスも整理した。
何か強い決意があって退路を断ったわけではない。残していたものを見直して、そこから再開するのはやめようと判断した。それだけだった。
本棚に残っていた本も、まとめて古本屋へ持っていった
デジタル側を整理したあとも、本棚には大量の本が残っていた。データを消したら、今度は物理で残っていた。
正確な冊数は記録していない。記憶では100冊近くあったと思う。
その本を段ボールと大きなビニール袋に詰め、車で地元の古本屋へ持っていった。店の買取が混んでいたことに加えて、こちらの持込量も多かったため、査定はその場では終わらず後日になった。
売却額は、記憶では1万円ちょっとだった。
読んでいない本を高く売る方法まで調べたくなかった
一冊ずつメルカリで売る方法もあったが、私は選ばなかった。メルカリはアカウント作成から必要で、そこから始めるのがまず面倒だった。
しかも、自分の性格を考えると、一冊ずつ売り始めたら、今度は相場を調べて、写真を撮って、説明を書いて、どうすれば高く売れるのかまで調べ始めるのが目に見えていた。
買ったのに読んでもいない本を、今度はできるだけ高く売る方法を調べる。じゃあ最初から買うなって話だ。
そこで、できるだけ高く売ることより、まとめて手放すほうを選んだ。古本屋とメルカリのどちらが得だったのかは、この話ではあまり重要ではない。私の場合は、そこでさらに時間を使わないことを優先した。
副業を再開して「残しておけば」とは思った
その後、私は再び副業としてブログを始めた。再開するときに最初にやったのは、「自分はどんな記事を書けるのか」の棚卸しだった。
そのとき、昔持っていた無料PDFなどには、「残しておけば参考になったものもあったかもしれない」と思った。だから、全部捨てて正解だったとも思っていない。
ただ、なくて具体的に困ったものもなかった。必要なら、また買えばいいとも考えていたため、処分したことへの強い後悔はなかった。
そして結果として、あのとき処分した同じ本や教材、資料を買い直すこともなかった。
今振り返ると、本質は捨てるか残すかではなかった
現在の自分から見ると、当時は本や教材を持ちすぎていた。読み切れていない本も多く、教材も実際に取り組んだものはあったものの、簡単に見ただけで十分に実践していないものがかなりあった。
だからといって、教材を買ったこと自体が悪かったとは思っていない。
今の私が当時の自分について思うのは、捨てるか残すかよりも、持っていたものをもっと読んで、実際に試して、何かしらアウトプットするところまで持っていく必要があった、ということだ。
少なくとも私の場合、本を捨てただけでノウハウコレクターから脱出したわけではない。実際、このとき大量の本を処分したが、その後は別のジャンルの本をまた大量に買う時期があった。
つまり、大量処分だけで「集める」という行動から卒業したわけでもなかった。
今なら、捨てるか残すかを考える前に、まず手元にあるものを見ると思う。どこまで読んだのか。何を試したのか。そこから何を作ったのか。
私に足りなかったのは、本棚を空にすることより、持っているものを読み、実践し、アウトプットにつなげることだったのだと思う。
